Japanese
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私のカルテから
非定型病像を呈し,CTでは検出されずMRI造影によって確認された髄膜腫の1例
A Case of Meningioma with Atypical Clinical Features, Not Detected by PlainCT, but by Gd Enhancement-MRI
京谷 泰明
1
,
森脇 祥文
2
Yasuaki KYOTANI
1
,
Yoshifumi MORIWAKI
2
1播磨大塩病院
2森脇神経内科
1Harima Ohshio Hospital
2Moriwaki Clinic of Neurology and Psychiatry
pp.100-101
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904475
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- Abstract 文献概要
日常の臨床において,精神症状の背景に何らかの脳器質因を想定し,それを検索しようとすることは不可欠な作業である3)。
今回,筆者らは非定型病像を呈する60歳代の患者で,脳波にみられた左右差を手がかりとして,MRI造影検査まで進めた結果,単純CT,MRIでは得られなかった脳腫瘍の所見を検出することができた。ここにその経験を簡略に紹介し,考察を加えたい。
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