Japanese
English
短報
日光暴露後に悪性症候群を呈した精神分裂病の1例
A Case of Schizophrenia Who Developed Neuroleptic Malignant Syndrome Preceded by Sunburn
福嶋 隆一
1
,
吉田 幸宏
1
,
千葉 茂
1
,
宮岸 勉
1
Ryuichi Fukushima
1
,
Yukihiro Yoshida
1
,
Shigeru Chiba
1
,
Tsutomu Miyagishi
1
1旭川医科大学精神科神経科
1Department of Psychiatry and Neurology, Asahikawa Medical College
pp.411-413
発行日 1990年4月15日
Published Date 1990/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902826
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I.はじめに
悪性症候群(neuroleptic malignant syndrome以下,NMS)は,その発症要因として,薬剤側の要因のみならず個体側の要因も関与することが知られており,抗精神病薬が長期にわたり一定量投与されている時期においても,身体状況の何らかの変化を契機としてNMSが誘発されうることが指摘されている4,6〜8)。
我々は,短時間の日光暴露に引き続いて比較的軽症のNMSを呈した精神分裂病の1例を経験したので報告する。
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