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私のカルテから
精神科領域における横紋筋融解症—危険因子を検討することの重要性
Rhabdomyolysis in Psychiatric Practice
長嶺 敬彦
1
Takahiko NAGAMINE
1
1清和会吉南病院
1Seiwakai Kitunan Hospital
pp.218-219
発行日 2002年2月15日
Published Date 2002/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902591
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横紋筋融解症は,精神科領域において決して稀な病態ではない。横紋筋破壊が続き,血清ミオグロビン値の上昇が続けば,急性腎不全に至る危険な病態である。今回2例の横紋筋融解症を経験し,血清CPK値,血清ミオグロビン値から,横紋筋破壊量が同程度と考えられたが,1例は透析を要し,1例はダントロレンの投与で軽快した。この2例の違いは身体疲弊因子の違いではないかと考えられたので報告する。
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