動き
「第96回日本精神神経学会」印象記
武田 雅俊
1
1大阪大学大学院・医学系研究科・神経機能医学講座・精神医学
pp.1226-1227
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902329
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20世紀最後を飾る日本精神神経学会は,2000年5月10〜12日までの3日間,佐藤光源会長,浅野弘毅副会長,岡崎伸郎事務局長を中心とした東北大学医学部神経精神医学教室の教室員・同門会の方々のお世話で,仙台国際センターにおいて開催された。仙台では,これまでに1929(昭和4)年と1953(昭和28)年の2回の精神神経学会が開催されており,ほぼ半世紀ぶりに仙台での開催ということもあり,約1,300名の参加者を得て,大きな盛り上がりを見せた。
基本テーマとして「心の世紀における精神医学・医療と福祉」を掲げ,今世紀締めくくりの学会としてまことに有意義であったと思う。日本精神神経学会はこの半世紀の間に大きく揺れ動いてきたが,仙台大会が成功裏に終了したことを会員の1人として喜び,また,会長をはじめとした東北大学神経精神科の方々,関係者の方々の並々ならぬご尽力に敬意を表したい。
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