増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
第14章 物質関連障害
新アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドライン
湯本 洋介
1
,
樋口 進
1
Yosuke Yumoto
1
,
Susumu Higuchi
1
1独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター精神神経科
1Department of Psychiatry, National Hospital Organization Kurihama Medical and Addiction Center, Yokosuka, Japan
pp.734-740
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206102
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ガイドラインのポイント
・2001年にまとめられた「アルコール・薬物関連障害の診断と治療のためのガイドライン」以降,更新のなかった物質使用障害の最新の診断治療ガイドラインである。
・物質使用障害「軽症者」の診断治療にも視点を向けている。
・アルコール依存症への「飲酒量低減」も治療目標になり得る点を盛り込んでいる。
・物質使用障害の専門家だけでなく,物質使用障害を専門としない精神科医や他科の医師,レジデントも活用できるように,物質使用障害の対応について症例を挙げて解説している。
・物質使用障害治療のエキスパートらによるコンセンサスガイドラインである。
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