Japanese
English
特集 光と精神医学
季節性うつ病と光
Seasonal Affective Disorder and Light
山本 真太郎
1,2
,
北島 剛司
2
Shintaro Yamamoto
1,2
,
Tsuyoshi Kitajima
2
1大府病院
2藤田医科大学医学部精神神経科学講座
1Obu Hospital, Aichi, Japan
2Department of Psychiatry, Fujita Health University School of Medicine
キーワード:
Seasonal affective disorder
,
Bright light therapy
,
Circadian rhythm
,
Melatonin
Keyword:
Seasonal affective disorder
,
Bright light therapy
,
Circadian rhythm
,
Melatonin
pp.897-904
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205879
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抄録 季節性うつ病は気分障害の一病型として1980年台以降に認知され始め,その病態について光や概日リズムの関連性が指摘されている。これを手がかりとした治療介入として光療法が行われており,メタ解析でも有効性が確認されている。
光療法は比較的低侵襲かつ低コストの治療法であり,他疾患への応用も期待されるが,現在わが国では保険適用外であり,今後の知見の集積ひいては保険収載が待たれる。本稿では季節性うつ病の病態および光療法を主軸とした治療について既報も交え概説するとともに,光療法の今後の課題の考察も行った。
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