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特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
内観療法からみたマインドフルネス
Mindfulness Seen from the Viewpoint of Naikan Therapy
真栄城 輝明
1,2
Teruaki Maeshiro
1,2
1佛教大学
2大和内観研修所
1Bukkyo University, Kyoto, Japan
2Yamato Naikan Institute, Nara, Japan
キーワード:
Naikan therapy
,
Mindfulness
,
Intensive naikan therapy
,
Dispersion naikan therapy
Keyword:
Naikan therapy
,
Mindfulness
,
Intensive naikan therapy
,
Dispersion naikan therapy
pp.693-701
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205851
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抄録 内観療法の立場からみたマインドフルネス療法について,共通点,相違点について考察する。そしてその際に,内観療法で対象とされる両親・兄弟・身近な人に対して,「してもらったこと・して返したこと・迷惑をかけたこと」という内観独特の三項目を通して,繰り返し想起するアプローチとマインドフルネスでも触れられる『慈悲』との対比についても言及する。それらを論じる前に,内観療法について,その概要を実際の実習環境を含めて紹介するが,まず,これまで内観界で使われている言葉や概念を解説する必要があると考えるので,具体的な事例を交えて述べる。その際,可能な限り,マインドフルネスとの対比を念頭に置くことにする。
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