Japanese
English
研究と報告
国立療養所におけるてんかん専門外来の試み—第2報 治療経過と考察
A Trial of Epilepsy Clinic in a National Sanatorium: (2) Therapeutic process and discussion
久郷 敏明
1
Toshiaki Kugoh
1
1国立療養所山陽荘病院神経科
1Department of Neurology (Epilepsy Clinic), National Sanatorium Sanyohsoh Hospital
キーワード:
Epilepsy
,
Epilepsy clinic
,
Rationalization
,
Simplification
,
Therapy
Keyword:
Epilepsy
,
Epilepsy clinic
,
Rationalization
,
Simplification
,
Therapy
pp.957-966
発行日 1987年9月15日
Published Date 1987/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204386
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抄録 当科開設後1年6カ月以内に受診した401例を対象に,現在に至るまでの治療経過を検討した。全体では61%,てんかんでは73%が,当科と継続した治療関係を維持していた。
てんかんの薬物治療においては,包括的治療という視点から,治療の合理化,単純化を可能な限り試みている。観察時点での併用薬剤数は,2.2±1.1剤であり,35%では単剤治療が可能であった。途中経過ではあるが,49%の症例で,発作は完全に抑制されていた。非てんかん者においては,大多数で抗てんかん薬による治療を中止することができた。
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