座談会
創刊20周年にあたって
懸田 克躬
1
,
笠松 章
2
,
元吉 功
3
,
西尾 友三郎
4
,
吉松 和哉
5
,
融 道男
6
,
大熊 輝雄
7
,
笠原 嘉
8
1順天堂大学
2神経研究所・晴和病院
3明治学院大学社会学
4昭和大学医学部精神神経科
5東京都精神医学総合研究所
6国立武蔵療養所神経センター
7東北大学医学部精神医学
8名古屋大学医学部精神医学
pp.2-17
発行日 1979年1月15日
Published Date 1979/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202873
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大熊(司会) 編集委員会で笠原先生と私とにこの座談会の司会をつとめるようにということになりましたので,本日の座談会の司会をさせていただきます。また西尾先生には編集委員会から話し手のほうとして加わっていただくということでこの企画をしたわけです。
20年というと非常に長い期間でございまして,その間にこの「精神医学」という雑誌そのものの内容も,いろいろなものを含めながら変わってきたわけであります。それと同時に,その間に,世界の学問の動向や我が国の学会の動きも,いわば激動の時期を通ってきたわけです。そういういろいろな問題を含めてきょうはお話をいただきたいと思います。創設時代から現在までの20年間をおおよそ3つぐらいの時期に分けて(附表1),最初昭和34年から5年間ぐらいを創設期,あるいは初期としておきまして,昭和39年から44年ぐらいの時期を中期として,第6巻から11巻のあたりでしょうか,その後昭和45年から53年現在までを最近の時期というように,およそこの3つぐらいの時期に分けて,それぞれの時期の「精神医学」誌を中心にして,学問の流れとか,学会の動きなどについていろいろお話を伺いたいと思います。
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