紹介
—H. KRANZ,K. HEINRICH 編—精神安定剤と精神分裂病—Neurolepsie und Schizophrenie
石川 清
1
K. Ishikawa
1
1東京大学医学部精神医学教室
1Aus der Neuropsychiatrischen Klinik der Medizinischen Fakultät Universität Tokio
pp.867-870
発行日 1964年11月15日
Published Date 1964/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200767
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この本は1962年の3月23日と24日に,Bad Kreuznachで,Mainz大学神経科の主催のもとに,ドイツ各地の精神科医が参集して開かれた,専門的なシンポジアムの集会記録である。即ち,主題のテーマについて,臨床精神医学の立場から,多角的に,かつ深く研究,討議されている。
ドイツ系の精神科医には,薬物療法に関して強い関心をもち,斬新な研究方針のもとに,粘り強く仕事を続けている人々が多いが,その活動の一端は,今夏英国で開かれた国際精神薬理学会においての各発表や,米英の学者との見事な討論にも十分に認められたとのことである(出席した秋元教授の帰朝談)。
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