Japanese
English
研究と報告
神経症治療に対するNeopromaの使用経験
Clinical Experiences with Neoprome on Neurosis
木戸 幸聖
1
,
溝口 博美
1
,
松山 厳
1
,
鶴岡 孝人
1
,
鈴木 克己
1
,
小田 良彦
1
1日大神経科
1Dept. of Neuro-Psychiatry, Nihon Univ, School of Med.
pp.65-69
発行日 1962年1月15日
Published Date 1962/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200406
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外来治療中の神経症患者37例にMethopromazine(Neoproma)を投与し,不安感,焦燥感の鎮静,睡眠障害の改善,頭痛,肩こり,動悸などの精神身体症状の軽減などにかなりの効果のあることを知りえた。この効果は不安神経症に対してとくに著明であり,抑うつ状態には効果の期待はうすい。なお副作用として,ねむけ,倦怠感などが時にみられるが,いずれも軽微である。
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