動き
「第2回アジア精神医学会世界大会(The Second World Congress of Asian Psychiatry)」印象記
白坂 知彦
1,2
1日本若手精神科医の会
2札幌医科大学神経精神医学講座
pp.621
発行日 2010年6月15日
Published Date 2010/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101650
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2009年11月7~10日,台湾・台北市で開催された第2回アジア精神医学会世界大会(The Second World Congress of Asian Psychiatry)に参加する機会を得たのでここに報告する。
本会は,アジア精神科協会連合(Asian Federation of Psychiatric Associations;AFPA)が2年に1度開催する総会で,2007年8月2~5日にインド・ゴアで開催された第1回大会に続いての,2度目の開催であった。今回は,AFPA(理事長:西南学院大学 新福尚隆教授)と台湾精神医学会(The Taiwanese Society of Psychiatry;TSOP会長:Cheng-Chung Chen教授)の共同開催で,世界精神医学会(WPA)の後援のもと,Scientific Organizing CommitteeのWinston W. Shen教授らが中心となって企画・運営された。“Working Together for Excellence in Asian Psychiatry”をメインテーマに掲げ,アジアの精神科医療従事者が集い,情報共有や交流を通してアジアの精神医療の向上を目指すものであり,今回はASEAN諸国を中心に,25か国から750名を超える参加者が集まる大変盛況な会であった。開催地である台北は北緯25度に位置し,11月初旬でも気温は25℃を超え,非常に温暖な気候であった。
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