動き
「第14回日本アルコール精神医学会」印象記
土田 英人
1
1京都府立医科大学精神医学教室
pp.210
発行日 2003年2月15日
Published Date 2003/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100647
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昨年の8月25日から29日まで,横浜において世界精神医学会(WPA横浜大会)が開催されました。その中で,アルコール精神医学関連のシンポジウムが二つ組まれており,海外から著名な研究者が招待されることから,本学会にもその招待者に参加していただこうという小阪憲司会長(横浜市立大学医学部精神医学教室)のお計らいにより,WPA開催直後の8月30日,31日に本学会が開催されました。
本学会の特徴として,アルコールおよび薬物に関する研究アプローチが遺伝学的研究,画像研究,疫学的調査研究と基礎から臨床まで実に多岐にわたっており,アルコール・薬物の精神医学を網羅していることが挙げられます。これらは身体面,精神面のみならず,社会精神医学上もますます深刻な問題となっていることはいまさら言うまでもなく,本学会もさらに重要な役割を担っていくものと思われます。
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