Japanese
English
私のカルテから
パロキセチンが有効であった痴呆症状を伴う老年期うつ病の2症例
Paroxetine Effects on Senile Depression with Dementia:Report of two cases
平川 博之
1
Hiroyuki HIRAKAWA
1
1ひらかわクリニック
1Hirakawa Clinic
pp.1235-1238
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100589
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
老年期うつ病の問題点の1つは,精神症状の一部がアルツハイマー型老年痴呆などの器質性痴呆の精神症状と類似しており鑑別診断が難しい点である。
本稿では痴呆様症状を呈する老年期うつ病2症例において,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるパロキセチン使用経験の報告をもとに,今後この領域における臨床使用の可能性について若干の考察を加える。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.