動き
「第19回日本総合病院精神医学会」印象記
竹内 崇
1
1東京医科歯科大学精神科
pp.214-215
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100401
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2006年12月1日および2日の2日間にわたり,第19回日本総合病院精神医学会総会が自治医科大学精神医学講座の加藤敏会長により,宇都宮にある栃木県総合文化センターにて開催された。今回の総会では「内科・外科に開かれた精神科医療」を基本テーマとし,他の診療科との連携に重点を置いたプログラムが多く企画され,各会場にて臨床現場でのさまざまな問題に関して実践的な議論が活発に行われた。
演題は,特別講演2題,教育講演3題,4つのシンポジウム,2つのワークショップ,ケースディスカッション,金子賞受賞記念講演,さらに4つのランチョンセミナー,3つのイブニングセミナーと盛りだくさんであり,一般演題も口演が112題,ポスター発表が67題であった。これらのうち3つのシンポジウムでは,それぞれ「生活習慣病の連携医療」,「痛みの連携医療」,「高齢者の連携医療」のテーマのもとに,内科,整形外科,麻酔科,リハビリテーション科などの他の診療科の先生方による講演があり,今回の総会の基本テーマどおり他科との連携の重要性を改めて実感させられた。
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