Japanese
English
Current Opinion
HIVと肺感染症
HIV and Pulmonary Infection
米丸 亮
1
,
塩見 哲也
1
Makoto Yonemaru
1
,
Tetsuya Shiomi
1
1国立療養所東埼玉病院内科
1Department of Internal Medicine, National Higashisaitama Hospital
pp.413-417
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902460
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1 HIV感染患者における肺感染症—最近の発症頻度を中心として
先進諸外国では1995年後半から1996年頃,わが国では1997年頃よりhuman immunodeficiencyvirus(HIV)感染患者に対するhighly activeantiretroviral therapy(HAART)が導入された.HAARTによりCD 4+リンパ球数(CD 4数)の維持とHIV-RNA量の低減が長期間実現できるようになり,HIV感染の管理は格段に向上した.このため,患者の死亡率は低下し,合併する肺感染症の頻度が変化した.以下,HIV感染患者における肺感染症の頻度を中心に最近の動向を概説する.
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