特集 カテコールアミン
冠攣縮とカテコールアミン—エルゴメーター負荷時の冠動脈造影および冠静脈洞採血による検討
相澤 忠範
1
,
藤井 諄一
1
,
小笠原 憲
1
,
太田 昭夫
1
,
加藤 和三
1
1心臓血管研究所
pp.1199-1202
発行日 1983年11月15日
Published Date 1983/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204336
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最近異型狭心症をはじめとする安静狭心症の発作が冠攣縮により生じ,その一部では運動によっても冠攣縮が誘発されることが明らかとなった1〜3)。さらに労作狭心症の中にも冠攣縮が関与している例のあることが知られている4,5)。冠攣縮の発生機転はいまだ不明であるが,その一つに自律神経系の異常があげられている6,7)。そこで運動によって生じる冠攣縮とカテコールアミン(CA)との関係に注目し,運動負荷前後の血漿CA濃度と冠動脈内径の変化との関係を比較検討した。
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