Bedside Teaching
右側胸部誘導にRの増高を来す疾患
早崎 和也
1
,
広沢 弘七郎
2
Kazuya Hayasaki
1
,
Koshichiro Hirosawa
2
1済生会熊本病院循環器科
2東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所
1Saiseikai Kumamoto Hospital
2Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.635-645
発行日 1979年6月15日
Published Date 1979/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203383
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右側胸部誘導でのRの増高をどのように定義するかは難かしく,一定の値がある訳ではない。絶対的高さのみならず心電図の経過をみてRの相対的増高の有無をみることも大切であり,また,年齢的考慮も重要である。テーマからあまり厳しく定義しても意味がなく,V1ないしV2でRやR′(late R)がSより大きい場合やRの値が0.7mm以上の例について述べる。症例を提示し,最後に総括的解説を加えたい。
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