Japanese
English
症例
異所性右房調律の2例
Two Cases of Ectopic Right Atrial Rhythm
森 清男
1
,
村上 暎二
1
,
竹越 㐮
1
,
舟津 敏朗
1
,
石瀬 昌三
1
,
松井 忍
1
,
川崎 英
1
Kiyoo Mori
1
,
Eiji Murakami
1
,
Noboru Takekoshi
1
,
Toshiro Funatsu
1
,
Shozo Ishise
1
,
Shinobu Matsui
1
,
Suguru Kawasaki
1
1金沢大学医学部第2内科
12nd Dept. of Kanazawa Univ. School of Med.
pp.517-521
発行日 1974年6月15日
Published Date 1974/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202644
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近年,冠静脈洞調律,房室結節調律,左房調律および下心房性調律など異所性調律に関する論文が多く見られ,その自動性の発生部位などに関連して論議されている。更に1968年Mirowski1)が,心電図上四肢誘導においてP波に変化なく,胸部誘導V1V2V3あるいはV4において陰性P波を特徴とする調律を異所性右房調律と命名したが,われわれはこれらの心電図上の特徴を備え,発作性上室性頻俗を伴った1例および迷走神経刺激によりA-Vブロックを来した1例を経験したので報告する。
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