印象記
第14回日本肺癌学会
岡田 慶夫
1
1愛知県がんセンター外科
pp.32
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202577
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第14回日本肺癌学会総会は,順天堂大学本間日臣教授を会長として,10月4〜6日の3日間に亘り東京で開催された。
本学会の演題数は年々増加し,今回は120題の多数に達した。肺癌研究会として発足した当初に比べれば,飛躍的な発展である。その反面,膝を交えて話し合うという雰囲気が少しずつ薄れてきたようであり,また,演題の内容のレベルにかなりのばらつきがみられることも否めない。このような傾向は本学会に限らず,最近同じような性格の学会に共通してみられるところである。研究者の層の拡大に伴なう過渡期的な現象であることを祈りたい。
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