Japanese
English
Bedside Teaching
呼吸不全患者の治療
Some Considerations in Respiratory Care
森 秀麿
1
Hidemaro Mori
1
1鳥取大学医学部麻酔学教室
1Department of Anesthesiology, Tottori University School of Medicine
pp.427-431
発行日 1972年5月15日
Published Date 1972/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202382
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最近の公害問題ともからんで,呼吸器疾患による呼吸不全はますます増えつつある。呼吸不全患者の治療について,ただ単に呼吸の面からのみ把えたものは今までも数多く見られる。
ここでは単に呼吸の面からだけでなく,ICUの一部としての呼吸不全患者の管理,すなわちreanimationとしての面からとらえていきたいと思う。したがって急性期あるいは外来によって治療が可能なものについては割愛して,もっぱら入院患者について,たとえば術後呼吸不全とか,患者自身全く身動きできないような状態におかれているいわゆる重症呼吸不全患者の長期にわたる全身管理について考えてみようと思う。
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