Japanese
English
特集 InsufficiencyとFailure (呼吸・循環機能を中心とした概念について)
ショック
Shock
山村 秀夫
1
Hideo Yamamura
1
1東京大学医学部麻酔学教室
1Department of Anesthesiology, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.21-25
発行日 1969年1月15日
Published Date 1969/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201977
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はじめに
Insufficiencyとfailureの特集にショックがとり上げられたのは,循環面からも呼吸面からも,さらにまた臓器の機能という面からも,ショックこそあらゆる点でinsufficiencyあるいはfailureをおこす代表的なものであるからであろう。
ショックという言葉はすでに200年も前から用いられているが,その概念には多くの変遷があり,近年に至ってようやくその病態生理が明らかにされた感がある。そこでここでは最近の知見を中心にして,ショックの病態について述べてみたい。
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