Japanese
English
装置と方法
直流除細動器と心房除細動法
D-C Defibrillator and Its Clinical Use Esp for Atrial Fibrillation
三浦 勇
1
,
小船井 良夫
1
,
和田 汪
1
,
斉藤 明子
1
,
中曽根 慶蔵
2
Isamu Miura
1
,
Yoshio Obunai
1
,
Hiroshi Wada
1
,
Akiko Saitoh
1
,
Keizoh Nakasone
2
1東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所
2日本光電工業株式会社
1Heart Institute Japan, Tokyo Women's Medical College
2Nihon Kohden Kogyoh Co.
pp.893-900
発行日 1966年10月15日
Published Date 1966/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201674
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はじめに
交流または直流の強い電気刺激が除細動効果を有することは,前世紀末から知られていた1)。臨床的には,1947年Beck2)がはじめて交流除細動器を用いて胸腔内に心室細動を治療しているが,不整脈治療手段として,その価値は大きく,これなくしては今日の心臓外科の進歩はありえなかったとさえいえる。
しかしその後の研究によって,交流は低温,酸血症などの環境ではときには無力であり,心筋にたいしても無視しえない障害を残すものであることがしだいに判明してきた。
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