カンフアレンス
第5回呼吸・循環談話會
小林 太刀夫
1
,
北田 茂
2
,
榊原 仟
3
,
岡 野
4
,
笹本 浩
2
,
佐野 豐美
1
,
石川 七郞
4
,
佐藤 孝
2
,
二神 美和
5
,
關 一郞
6
,
長峰 敦夫
2
,
和田 知雄
2
,
渡邊 英子
5
,
吉原 好之
7
,
富井 信明
10
,
近藤 弘
11
,
楊 俊哲
2
,
細野 淸土
2
,
太田 八重子
3
,
渡邊 昌平
10
,
木村 榮一
13
,
齋藤 十六
10
,
中山 耕作
3
,
堂前 章
8
,
田崎 義昭
9
,
青木 龍夫
16
,
五島 雄一郞
9
,
松村 義寬
14
,
卜部 美代志
15
,
佐藤 安定
13
,
天野 道之助
2
1東京大學美甘内科
2慶應大學内科
3東京女子醫科大學外科
4慶應大學外科
5東京女子醫科大學内科
6大阪醫大原内科
7東京女子醫科大學
8東京大學藥理學教室
9東邦大學相澤内科
10千葉大學内科
11岡山醫科大學濱崎病理
13東北大學中村内科
14東京女子醫科大學生化学
15東大木本外科
16東邦大内科
pp.187-191
発行日 1954年5月15日
Published Date 1954/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200157
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(抄録)20歳の女,4年前胸内苦悶,心悸亢進等を主訴とし,高血壓症として入院,心電圖は立位心で左室肥大型,皮膚温度測定の結果,正常人に比し,頭胸部は高く下肢は低い成績を得た。心電圖と流速壓力脈波を同時撮影し,正常人に比し,撓骨動脈,足背動脈の時間的ずれが非常に大であつた。心靜脈カテーテル法では右肺動脈枝の酸素飽和度が動脈幹より著しく高く,大動脈管開存が疑われた。最近250〜270の最高血壓を示し,心臟性喘息發作あり,ヘキソメソニウムの皮下注射を行い,30分後最高血壓30mmHgに低下し,同時に酸素消費量も減少し,心電圖のS-T下降度も減弱,心電軸の輕度右旋回を認めた。
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