カンフアレンス
第2回呼吸・循環談話會
小林 太刀夫
1
,
笹本 浩
2
,
中村 隆
3
,
村尾 誠
4
,
枝 彌
5
,
永澤 亥久万
6
,
齋藤 十六
7
1東京大學
2慶應大學
3東北大學
4東大美甘内科
5慶大外科
6東北大中村内科
7日本大學
pp.191-193
発行日 1953年7月15日
Published Date 1953/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200105
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小林1) この談話會は呼吸・循環に關する話題を持寄つて,何でも氣樂に話し合うというのが主旨であります。昨年11月に慶應の笹本さんの御世話で第1回が開かれ,第2回は本年2月のつもりでしたが,學會前のこととてごたごた致しておりましたので,本日に延びてしまいました。何か話題を豫めおしらせ願うとよかつたのですがその餘裕もありませんでしたので,通知しましたように肺性心,肺氣腫,珪肺といつた樣なことでも話題にして戴ければと存じます。勿論何のお話でも結構です。では。
笹本2) 始めに一寸御相談致し度い事は,呼吸生理學に使われる用語の問題ですが,之は「呼吸と循環」創刊號に載つております通りで,この譯語を皆さんに充分に檢討していただきたいと思います。次に肺容積の區分ですが,之には2つありまして,普通の場合に使うものと,特に肺機能の檢索に使う分類とあります。又,日本では肺活量は肺活量計でやつておりますけれども,英米では大體Spirogramを書かせまして,それから實測しております。私の方でやつたのでは,圖を畫かせて測つた肺活量とグルグル廻る肺活量計でやつたものではかなり違いがある場合があるようです。どちらかといいますと,畫かしてやつた方がやはり多少大きく出るようです。
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