Japanese
English
特集 疾患と運動時低酸素血症
運動時低酸素血症の呼吸リハビリテーション
Pulmonary Rehabilitation for Exercise Induced Hypoxemia
北川 知佳
1
,
千住 秀明
2
Chika Kitagawa
1
,
Hideaki Senjyu
2
1長崎呼吸器リハビリクリニック
2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科リハビリテーション科学講座
1Nagasaki Pulmonary Rehabilitation Clinic
2Department of Cardiopulmonary Rehabilitation Science, Unit of Rehabilitation Sciences, Nagasaki University Graduate School of Biomedical Sciences
pp.537-544
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102493
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
はじめに
慢性呼吸器疾患に対する呼吸リハビリテーション(以下,呼吸リハ)は,「呼吸器の病気によって生じた障害を持つ患者に対して,可能な限り機能を回復,維持させ,これにより患者自身が自立できることを継続的に支援していくための医療である」と定義されている1).また日本呼吸器学会から出版の“COPD診断と治療のためのガイドライン第4版”においても,呼吸リハは重要な治療法として位置付けされている2).慢性呼吸器疾患の呼吸リハを妨げる主要な原因には,動作時の息切れと低酸素血症などがあり,本章では当院の呼吸リハの現状と低酸素血症への対応方法について紹介する.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.