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特集 Structural Heart Diseaseに対するカテーテルインターベンション
僧帽弁逆流症(MR)―Mitral Clip―
Mitral Regurgitation(MR)―Mitral Clip―
衣笠 良治
1
,
山本 一博
1
Yoshiharu Kinugasa
1
,
Kazuhiro Yamamoto
1
1鳥取大学医学部病態情報内科学
1Department of Molecular Medicine and Therapeutics, Tottori University Faculty of Medicine
pp.18-22
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102380
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はじめに
重度の僧帽弁閉鎖不全症は,無症候であっても予後は悪く,薬物治療のみで経過をみた場合の5年生存率は低いことが報告されている.手術が唯一の根治術であるが,手術適応があっても保存的に加療が行われることも多い.その理由として,高齢,低心機能,併存する合併症などが原因として挙げられる.このような外科治療が困難な心不全患者に対して,カテーテル治療MitraClip®の有用性が報告されている.本項ではMitraClip®の概要と治療成績について説明する.
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