Japanese
English
連載 プライマリ・ケアのための呼吸・循環器診療②
問診―動悸
Diagnostic Approach for Cardiovascular and Respiratory Diseases in Primary Care(2)-Medical Examination by Interview: Palpitations
平田 直己
1
,
三田村 秀雄
1
Naoki Hirata
1
,
Hideo Mitamura
1
1東京都済生会中央病院循環器科
1Department of Cardiology, Saiseikai Central Hospital, Tokyo
pp.533-537
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100211
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1 はじめに
動悸は内科や循環器科を受診する患者のなかで頻度の高い訴えの一つである.動悸は不整脈の一般的な自覚症状であるが,それ自体が心疾患の存在を示すものではなく,原因としても身体的因子によるものから精神的因子によるものまで様々である.通常,動悸を訴えて受診した患者の予後は良好であるが1),時にそれが生命に危機を生ずる重篤な不整脈の兆候であることもあり,その鑑別には十分な問診・診察・臨床検査が必要となる.
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