Japanese
English
今月の主題 回盲部・虫垂病変の診断
症例アトラス
エルシニア腸炎
Yersinia Enterocolitis
下立 雄一
1,2
,
濱端 隆行
1,3
,
毛利 裕一
2
Yuichi Shimodate
1,2
1大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院炎症性腸疾患センター
2大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院消化器内科
3大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院小児科
キーワード:
Yersinia enterocolitica
,
Yersinia pseudotuberculosis
,
人畜共通感染症
,
Peyer板
,
非乾酪性類上皮細胞肉芽腫
Keyword:
Yersinia enterocolitica
,
Yersinia pseudotuberculosis
,
人畜共通感染症
,
Peyer板
,
非乾酪性類上皮細胞肉芽腫
pp.1804-1805
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203800
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
疾患の概念
エルシニア腸炎はYersinia enterocoliticaとY. pseudotuberculosisの2種類の菌種によって生じる人畜共通感染症である.前者が一般的に多く,腹痛や発熱が主症状である.Yersinia属菌は発育が遅く,至適発育温度が低いことから,低温で長時間の培養が必要である.また,通常の便培養検査と比較して,大腸内視鏡下吸引腸液採取が有用である1).
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.