Japanese
English
今月の主題 上皮下発育を呈する食道病変の診断
トピックス
食道上皮下病変の粘膜切開直視下生検
Mucosal Incision-assisted Endoscopic Biopsy for Esophageal Subepithelial Lesion
松本 吏弘
1
,
森野 美奈
1
,
松本 圭太
1
,
賀嶋 ひとみ
1
,
小糸 雄大
1
,
三浦 孝也
1
,
高橋 裕子
1
,
坪井 瑠美子
1
,
石井 剛弘
1
,
吉川 修平
1
,
大竹 はるか
1
,
関根 匡成
1
,
上原 健志
1
,
浅野 岳晴
1
,
宮谷 博幸
1
,
眞嶋 浩聡
1
Satohiro Matsumoto
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター消化器内科
キーワード:
食道上皮下病変
,
粘膜切開直視下生検
,
EUS-FNA
,
EUS-FNAB
,
平滑筋腫
Keyword:
食道上皮下病変
,
粘膜切開直視下生検
,
EUS-FNA
,
EUS-FNAB
,
平滑筋腫
pp.350-353
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203495
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はじめに
食道に発生する上皮下病変(subepithelial lesion ; SEL)は,ほとんどが良性腫瘍であり,約7割が平滑筋腫である1).しかし,画像所見のみでは良悪性の鑑別が困難な場合があり,治療方針の決定を目的とした病理組織学的診断を必要とされることがある.組織採取の方法として,EUS-FNAB(endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration biopsy)やボーリング生検が一般的に行われている.近年,上記の方法で病理組織学的診断が困難な場合に,組織採取の方法の一つとして粘膜切開直視下生検が施行されている.本稿では,食道SELに対する粘膜切開直視下生検の手技のコツとポイントについて解説する.
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