Japanese
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今月の主題 内視鏡医も知っておくべき病理診断リファレンス—下部消化管腫瘍
主題アトラス
下部消化管を通じて:DLBCL・MALTリンパ腫
Diffuse Large B-cell Lymphoma・MALT Lymphoma
田中 健大
1
,
衣笠 秀明
2
Takehiro Tanaka
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科病理学
2岡山大学病院光学医療診療部
キーワード:
リンパ腫
,
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
,
MALTリンパ腫
Keyword:
リンパ腫
,
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
,
MALTリンパ腫
pp.352-355
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202283
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概念・定義
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma;DLBCL)は大細胞型B細胞のびまん性増殖から成る腫瘍であり,他に定義されたタイプの大細胞型B細胞リンパ腫の特徴を欠くものと定義される1).つまり,大細胞型B細胞性腫瘍のwaste basketとしての病型であり,雑多なリンパ腫の寄せ集めと考えるべきであるが,現実的には形質芽球性リンパ腫(plasmablastic lymphoma;PBL)やBurkittリンパ腫(Burkitt's lymphoma;BL)の除外が必要となる.MALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫は粘膜関連リンパ組織に発生する低悪性度B細胞リンパ腫である1).
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