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書評「—≪プリンシプル消化器疾患の臨床≫第2巻—腸疾患診療の現在」
朝倉 均
1
1新潟大学
pp.1705
発行日 2017年12月25日
Published Date 2017/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201243
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《プリンシプル消化器疾患の臨床》第2巻の「腸疾患診療の現在」を入手し,読破した.専門編集は東京医科歯科大の渡辺守教授,編集委員は佐々木裕教授(総編集),木下芳一教授,下瀬川徹教授という日本の消化器病学会の第一人が英知を集めて執筆者を選んでいる.
最近の消化管関係の出版物では,内視鏡検査やCT・MRIの読み方など画像診断の単行本は多く出版されている.これらの本は画像という外観から病気をみているが,人を判断するのに外見だけではなく,中身が味わい深いかどうかが人の価値を決めるように,本の価値も構成と内容の深さが重んじられる.
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