増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017
画像所見〔腸〕
haustraの消失(disappearance of haustra of the colon)
斉藤 裕輔
1
,
垂石 正樹
1
1市立旭川病院消化器病センター
キーワード:
結腸膨起
,
潰瘍性大腸炎
,
鉛管状
Keyword:
結腸膨起
,
潰瘍性大腸炎
,
鉛管状
pp.659
発行日 2017年5月24日
Published Date 2017/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201006
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定義
haustra(結腸膨起)とは,結腸に特徴的に認められる,規則正しく配列する,結腸外側への隆起を指す.結腸には3か所の縦走筋層の発達した結腸紐を認めるため,その部位で収縮している.そのため結腸は全体として長軸方向にわずかに収縮しているが,結腸紐の間の部分では余った腸壁が手繰られて一定間隔をおいて区切るように外側に膨隆するhaustra(結腸膨起)と内腔の半月ひだが形成される.haustraは右側結腸でより目立つ1).
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