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編集後記
清水 誠治
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1大阪鉄道病院消化器内科
pp.1749
発行日 2016年12月25日
Published Date 2016/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200804
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昨年,本誌で「狭窄を来す大腸疾患」がテーマとして取り上げられたのに続き,本特集「狭窄を来す小腸疾患の診断」が企画され松本,二村,清水が担当した.大腸と異なり,小腸では疾患頻度が低く,十分な画像情報を得ることが難しい.
まず松本による序説では小腸狭窄に対する診断の考え方,進め方について現在のスタンダードが簡潔に示されている.続く主題論文ではX線(蔵原),内視鏡(岸),超音波(畠),CT・MRI(山城)の各検査法によって得られる診断情報とその限界,重点疾患の病理診断の要点(平橋)が詳述されている.これらの主題論文と主題症例,早期胃癌研究会症例までを通観すると,狭窄を来す小腸疾患のほぼ全貌を見通せる充実した内容になっている.以下に本号で画像が提示された疾患を列挙してみる.
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