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編集後記
鶴田 修
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1久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
pp.1527
発行日 2013年9月25日
Published Date 2013/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113958
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以前,小腸病変の内視鏡観察は至難の業であったが,バルーン内視鏡(BE)やカプセル内視鏡(CE)の登場以来,その内視鏡観察は比較的容易になってきた.さらに,今まで指摘されることのなかった病変が発見されるようになり,悪性腫瘍においても比較的小さな早期の病変の報告が相次いでいる.また,小腸の悪性腫瘍に対する治療法も外科的治療から分子標的治療を含む化学療法まで多種多様となった.本特集は小腸の定義を十二指腸は除いた空腸と回腸として,原発性上皮性悪性腫瘍(癌腫),カルチノイド腫瘍,GIST,悪性リンパ腫,転移性腫瘍について,各々の臨床病理学的特徴および診断・治療について整理することにより,その進歩を明らかにすることを目的として企画された.
序説では赤松が小腸内視鏡検査の過去・現在・未来について解説している.
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