特集 図説 胃と腸用語集2012
画像所見〔胃〕
surface pattern
八尾 建史
1
1福岡大学筑紫病院内視鏡部
キーワード:
white opaque substance
,
white zone
,
microsurface pattern
Keyword:
white opaque substance
,
white zone
,
microsurface pattern
pp.694-695
発行日 2012年5月24日
Published Date 2012/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113288
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
本用語は内視鏡で観察される表面構造を指す.標準的な白色光内視鏡観察にインジゴカルミン色素撒布法を併用すると,表面構造が高いコントラストで描出される(Fig. 1).色素撒布法により視覚化される正常粘膜における表面構造は胃小区構造,胃小溝である.
局在病変の診断に用いる表面構造は,大まかな凹凸・類小区構造や境界線の性状,周囲の粘膜や集中するひだの所見などから成り,局在病変の質的診断や早期胃癌の境界診断・深達度診断などに有用である1).
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.