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海外文献紹介「肝転移に対する姑息的照射」
小林 世美
1
1愛知県がんセンター第1内科
pp.1604
発行日 1976年12月25日
Published Date 1976/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113202
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Palliative Irradiation for Liver Metastases: M. Turek-Maischeider, I. Kazem (JAMA 232: 625~628, 1975)
有症状肝転移患者における肝への照射による姑息的効果を報告している.
対象は11人の肝転移を有する患者で,原発は細網肉腫2例,乳癌3例,Ewing肉腫1例,結腸癌1例Wilms腫瘍1例,乳癌とラグビッツ腫瘍の合併1例,血管内皮肉腫1例だった.4人は黄疸を示し,9人は悪心を訴えた.肝は全例に触れた.11人中9人で肝機能障害あり.治療はコバルト対向2門で肝臓全体に,1日150radsで週5回,合計1,600~2,500radsを照射した.
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