Japanese
English
今月の主題 胃良・悪性境界病変の生検診断と治療方針
序説
胃良・悪性境界病変の問題点
Introduction
西澤 護
1
Mamoru Nishizawa
1
1東京都がん検診センター
キーワード:
GroupⅢ
,
GroupⅢの経過観察
,
GroupⅢの隆起性病変
,
GroupⅢの治療
,
GroupⅢの発生頻度
Keyword:
GroupⅢ
,
GroupⅢの経過観察
,
GroupⅢの隆起性病変
,
GroupⅢの治療
,
GroupⅢの発生頻度
pp.139-141
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105680
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胃良・悪性境界病変(異型上皮,腺腫またはⅡa-subtypeとも言う)という言葉から,まず頭に浮かぶものは,大腸腺腫と食道dysplasiaである.それらの異なる消化管臓器の中に占める良・悪性境界病変にどのような違いがあるのかは実に興味深い.いずれも診断と治療方針とが密接な関係にあるからである.
それはさておき,胃の良・悪性境界病変の術前診断で,その診断過程において生検組織診断でGroupⅢと診断されるものには,隆起性病変(Ⅱa-like,Ⅰ-like)と陥凹性病変(Ⅱc-like,Ⅲ-like)があるが,普通われわれが最も多く経験し,問題にしているものは隆起性病変(腺腫とその周辺)であるⅡa-likeの平盤状隆起である.
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