Japanese
English
今月の主題 多発胃癌
座談会
多発胃癌
Symposium―Multicentric Gastric Cancer
常岡 健二
1
,
早川 尚男
2
,
久保 明良
3
,
岡部 治弥
4
,
佐野 量造
5
,
相馬 智
6
,
吉葉 昌彦
7
Kenji Tsuneoka
1
1日医大・内科
2千葉大・内科
3癌研・内科
4九大・内科
5国立がんセンター・病理検査科
6東大分院・外科
7日医大・外科
pp.1601-1612
発行日 1968年11月25日
Published Date 1968/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110671
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常岡 きょうは,多発胃癌ということでいろいろお話を伺いたいと思います.多発胃癌については,過日,内視鏡学会でシンポジウムがもたれ,また本誌にもこのたび執筆をお願いしているわけです.従前では,胃癌というものは,胃癌の診断がつくということで終わっているケースも多かったわけだがだんだん診断法が発達してきて,あるいは病理検索も進歩してきて,胃癌が同一胃に1つだけでなくて,2つあるいは3つ,4つ,さらには数個あるということがだんだんわかってきました.しかも,そういった多発胃癌の頻度というものは,従前に比べて,検索材料の上でだんだん頻度が増してきているような傾向もあるように伺っています.
そういうことで,臨床的にも,あるいは病理学的にも,いろいろ新しい観点から検討しなければならないと思います.その意味で,きょうはご出席の先生方にいろいろ有益なお話を伺いたいと思います.
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