今月の主題 胃のびらん
症例
胃体部大彎側早期胃癌の1例
森 孝
1
,
籾山 利雄
1
,
小林 世美
1
,
中沢 三郎
2
,
渡辺 元嗣
3
1市立半田病院
2名古屋大学医学部青山内科
3渡辺病院
pp.805-809
発行日 1967年6月25日
Published Date 1967/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110566
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症例
患者:森○茂,58歳,高校教諭
初診:昭和41年7月18日
手術:同7月29目
主訴:心窩部の鈍痛及び膨満感
家族歴:父親が胃癌で死亡,その他特記すべきことはない.同胞7人の長男にて弟妹は総て健康.
病歴:昭和40年8月,心窩部痛および前胸部痛を訴え某病院にて約40日聞投薬をうけ軽快した.しかし41年4月より再び心窩部の鈍痛および膨満感を訴えるようになり,某国立病院にて諸検査をうけたが異状なしといわれた.6月21日某院受診,7月1日胃部レ線検査をうけ胃体部大彎側の潰瘍の疑いを指摘され,精査の目的で市立半田病院に7月18日入院した.
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