今月の主題 難治性胃潰瘍
綜説
外科からみた難治性胃潰瘍
大井 実
1
,
伊藤 庸二
1
,
熊谷 文弥
1
,
吉田 完
1
,
田中 直樹
1
,
吉川 圭一
1
,
三穂 乙実
1
,
貴島 政邑
1
1東京慈恵会医科大学大井外科
pp.1035-1042
発行日 1967年8月25日
Published Date 1967/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110548
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本文は,著者らの一人,大井が第17回日本医学会総会のシンポジウム主題39での講演原稿に加筆したものである.ただし加筆の大部分は,ⅠおよびⅡの項にあてられている.
全文を読んでいただけばわかると思うが,そのときのシンポジウムは“難治性胃潰瘍”という題目であったので,Ⅰ,Ⅱは実は次のⅢにつながる前提にすぎなかったのである.しかもⅠ,Ⅱについては,その要旨をすでに何度か発表したことでもあるので,この講演では説明をできるだけ簡賂化し,ときには省略したところも少なくなかった.ところが意外にも,その席上,われわれはⅠ,Ⅱの趣旨が余りよく理解されていないのを痛感した.このような状態では,せっかく本誌に執筆の依頼をうけても,読者各位のご理解が得られなくてはと思いなおし,とくにⅠ,Ⅱに加筆の重点をおいた次第である.
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