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海外文献紹介「ストレス,酸分泌過多,潰瘍疾患」
小林 世美
1
1愛知県がんセンター第1内科
pp.1234
発行日 1983年11月25日
Published Date 1983/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109286
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Stressful Life Events, Acid Hypersecretion, and Ulcer Disease: MN Peters, CT Richardson (Gastroenterology 84: 114~119, 1983)
多くの潰瘍患者および医師は,潰瘍の症状増悪はしばしばストレスの大きい事件中あるいはその直後に起こると信じている.その根拠として,第1にある潰瘍患者たちは,いろいろなストレスを経験するか,あるいは非潰瘍患者に比べてストレスに対する感受性が強い.第2に,ストレス事件は,しばしば潰瘍症状の発症に先き立って起こっている.第3に激しい情緒的ストレスは,ある患者たちで潰瘍発生に導くことなどが挙げられる.
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