Japanese
English
今月の主題 腸管の悪性リンパ腫(1)
序説
腸管の悪性リンパ腫
Introduction
丸山 雅一
1
Masakazu Maruyama
1
1癌研究会付属病院内科
pp.1307-1309
発行日 1988年12月25日
Published Date 1988/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108880
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本号の特集「腸管の悪性リンパ腫(1)」は,2号にわたって企画されたものの前半である.後半は24巻5号に予定されており,主として鑑別診断,治療と予後の問題が論じられることになっている.
本誌「胃と腸」のバックナンバーを調べてみると,悪性リンパ腫が主題として取り上げられているのは「消化管の悪性リンパ腫」(8巻2号),「胃リンパ腫(1)-悪性リンパ腫」(15巻9号),「胃リンパ腫(2)-良性リンパ腫」(16巻2号),「胃リンパ腫(3)-鑑別」(16巻4号),「胃リンパ腫(4)-治療と経過」(16巻5号),の計5回にすぎない.消化管の悪性腫瘍のなかでは悪性リンパ腫は癌に次ぐ頻度で存在するとはいえ,この悪性リンパ腫は,「胃と腸」23巻までの歴史のなかでは,話題性に乏しい企画と判断されたためであろうか.また胃の悪性リンパ腫に偏っていることも否めない.今回「腸管の悪性リンパ腫(1)」として,胃以外の悪性リンパ腫に焦点を当てることを意図した理由もこのあたりにある.
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