Stomach and Intestine(Tokyo) Volume 17, Issue 2 （February 1982）

胃と腸 17巻2号（1982年2月発行）

今月の主題 sm胃癌の問題点(2)―陥凹型症例

sm胃癌主題症例をみて

隆起型sm胃癌の浸潤部肉眼所見渡辺英伸 ¹ H Watanabe ¹ ¹新潟大学医学部第1病理 pp.213

発行日 1982年2月25日 Published Date 1982/2/25

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108770

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　隆起型sm胃癌のsm浸潤部を正しく指摘するには，どのような点に着目すればよいかが，本企画の大きな課題の1つである．この検討のために，十分な臨床検査が行われたと考えられる13症例が全国から寄せられた．

　術前診断が粘膜内癌で，病理診断がsm癌であったものは4例で，いずれも分化型癌であった．全例最大径2.0cm以下であった．smの癌量は2例で極少，2例で粘膜癌巣の約1/8領域に中等量である．sm癌はいずれでも隆起の中心部に存在していた．

基本情報

電子版ISSN 1882-1219 印刷版ISSN 0536-2180 医学書院

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