Japanese
English
今月の主題 微小胃癌
座談会
微小胃癌をめぐって
Panel Discussion―Minute Gastric Cancer
馬場 保昌
1
,
西俣 寛人
2
,
後藤 淳郎
3
,
村上 平
4
,
窪田 吉克
5
,
古澤 元之助
6
,
中村 恭一
7
,
竹本 忠良
8
,
熊倉 賢二
9
T. Takemoto
8
1癌研附属病院内科
2鹿児島大学第2内科
3播磨胃腸疾患研
4東京女子医科大学消化器外科
5岐阜歯科大学第2内科
6国立病院九州がんセンター消化器外科
7筑波大学基礎医学系病理
8山口大学第1内科
9慶応大学放射線診断部
pp.1090-1103
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107746
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竹本(司会) 早期胃癌の診断学の確立が,日本人研究者の苦闘の結晶であることは,いうまでもありませんが,その早期胃癌の診断も,こと微小胃癌となると,これまで順調な歩みを続けてきた診断学の展開も,壁にぶち当たっているという感じです.それを突破するため,昨年(1978年)秋の岐阜の第20回日本消化器病学会,第16回日本消化器内視鏡学会,第16回日本胃集検学会で合同シンポジウム「微小胃癌をめぐって」がもたれました.そのシンポジウムでは残念ながらディスカッションの時間が少なかったのですが,ご発表いただいた内容はたいへん優れておりまして,微小癌の診断に対して,希望をもてる心強さを感じました.
今日は微小胃癌の診断が当面している問題のいくつかを徹底的に討論してみたいと思います.
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