Japanese
English
今月の主題 胃・十二指腸 併存潰瘍
主題症例
③胃と十二指腸に併存潰瘍の経過観察が明らかな症例
Reports of the follow-up cases of coexistent lesions of gastric and duodenal ulcer
伊藤 喜一
1
,
福地 創太郎
1
K. Ito
1
1虎の門病院消化器科
pp.1363-1366
発行日 1978年10月25日
Published Date 1978/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107527
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〔症例1〕A. A. 67歳 男
1958年頃より,空腹時上腹部痛・胸やけ・吐気あり.某病院にてX線検査で,胃潰瘍の診断.1966年3月より当院にて経過観察.Fig. 1に示すように,当初十二指腸潰瘍の再発を繰り返していたが,1970年10月胃角上部小彎に潰瘍の発生をみた.約7カ月後胃潰瘍は治癒したが,その後十二指腸潰瘍は再び再発治癒を繰り返した.1970年4月の検査成績では酸分泌量(MAO)12.65mEq/h.Congo redパターンはFig. 7のⅢ型であった.(Fig. 2はX線,Fig. 3は内視鏡の経過を示す).
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