学会印象記
第25回 日本消化器病学会大会―上部消化管領域を中心に
高見 元敞
1
1市立豊中病院外科
pp.68-69
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106930
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緑青の屋根とクリーム色の壁が見事な調和をなすザビエル記念聖堂.その尖塔から時折聞こえてくる鐘の音は,都会の喧噪を逃れてきた者の耳に快よく響き,憩のひとときを与えてくれる.秋の気配が漂う“西の京”山口.ここには,学術集会の場にふさわしい,落ち着いた佇いがあった.
1983年10月13日から3日間,山口市で開かれた第25回日本消化器病学会大会は,これまでの合同秋季大会に終止符が打たれた後の,初めての秋の学会に当たる.竹本忠良会長は,この記念すべき大会に相応しく,消化器病の主要部分を網羅するような多彩なプログラムを組まれ,3,000人を越える参会者に充実した知的刺激を与えると共に,多くの話題を提供された.
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