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今月の主題 大腸のいわゆる結節集簇様病変
主題
結節集簇様大腸病変―私の意見
Sessile Tumor with Nodule-aggregating Surface of the Colon: My View
横山 善文
1
1名古屋市立大学医学部第1内科
キーワード:
結節集簇様大腸病変
,
tubulo-villous adenoma
,
piecemeal polypectomy
Keyword:
結節集簇様大腸病変
,
tubulo-villous adenoma
,
piecemeal polypectomy
pp.435
発行日 1992年4月25日
Published Date 1992/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106840
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- Abstract 文献概要
大腸の隆起型上皮性腫瘍の中には,その肉眼形態を大腸癌取扱いの規約の無茎(広基),扁平,Ⅰs(-v),Ⅱa(-v),1型のいずれかに当てはめてしまうのに躊躇される病変が存在し,Ⅱa集簇型,結節集簇型,creeping tumorなどと呼ばれている.これらの呼称で呼ばれる病変の特徴は腫瘍表面の著しい凹凸や占有面積の割には深達度が浅く,内視鏡的治療が可能な病変が多く含まれることが挙げられよう.
われわれも最近の3年間(1989.1~1991.12)に限ると,いわゆる結節集簇様病変をTable1に示すように13例経験した.男女比は7:6,平均年齢は57.8±11.0歳で,その局在は直腸に7例,S状結腸3例,盲腸2例,横行結腸1例で,直腸・S状結腸に多くみられた.腫瘍の最大径は最小20mm,最大58mm,平均36.7±13.0mmで,期せずして20mm以上のものばかりであった.
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