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今月の主題 大腸のいわゆる結節集簇様病変
主題
結節集簇様大腸病変―私の意見
Sessile Tumor with Nodule-aggregating Surface of the Colon: My View
松川 正明
1,2
1順天堂大学医学部消化器内科
2現昭和大学附属豊洲病院消化器科
キーワード:
絨毛腫瘍
,
結節集簇様大腸病変
Keyword:
絨毛腫瘍
,
結節集簇様大腸病変
pp.430
発行日 1992年4月25日
Published Date 1992/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106790
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- Abstract 文献概要
本特集の結節集簇様病変は肉眼形態から名づけられた隆起性病変と思われる.このような肉眼形態は絨毛腫瘍によくみられることから,結節集簇様病変を1つの独立した疾患として認めるには,絨毛腫瘍との差異が問題となる.まず絨毛腫瘍について,次いで結節集簇様病変について述べる.
絨毛腫瘍は,組織学的に絨毛腺腫を認める病変を指す.しかし,病変のなかで絨毛腺腫の占める割合について一致した意見がない.その割合について33%以上または50%以上と主張する施設がある.絨毛腫瘍で絨毛腺腫以外の組織として腺管腺腫または腺癌の腫瘍性所見を認める.
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