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今月の主題 大腸の早期癌―胃早期癌と比較して
序説
「大腸の早期癌胃早期癌と比較して」特集に当って
Early Cancer of the Large Bowel
武藤 徹一郎
1
T. Muto
1
1東京大学医学部第1外科
pp.355
発行日 1980年4月25日
Published Date 1980/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106807
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- Abstract 文献概要
大腸癌は増えている.食生活の西欧化に伴って,今後も増え続けていくことは確実であろう.このような時期に,大腸の早期癌の診断と治療の向上を目指して努力することは意義深いことであると思う.
早期胃癌の定義が提出されて18年,その概念は日本中のみならず世界中に認められるようになった.早期胃癌発見への努力が胃診断学の進歩に及ぼした影響は計りしれないものがあり,その結果,胃癌全体の治療成績も飛躍的に向上した.同じことが大腸でも不可能なはずはあるまい.
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